北欧家具の魅力

北欧家具の魅力は数多くあると思いますが、飽きのこないシンプルなデザインと高い機能性、長く使っていくことのできる耐久性、天然木を使用したことによる自然の素材感、この4点に尽きるといってもよいでしょう。

まず飽きのこないシンプルなデザインについてですが、このような北欧家具のデザインの特徴は、ヨーロッパで起こっていたモダニズムの流れを消化しつつも、北欧特有の環境から生まれた生活感覚や伝統的デザインと融合させることで生まれてきました。

この頃のヨーロッパで起こっていたデザイン界のモダニズムの流れとは、工業製品や建築において合理性を追求し、生産効率と機能の向上を目指す動きということです。

これは、産業革命により工業化が盛んになっていった結果で、この後も世界中に広がっていくことになるのですが、そのことによって伝統や地域色というものも失われていってしまうということも生んでいきました。

そのような中で、北欧ではなぜモダニズムと地域色や伝統を融合できたかといえば、もともと北欧にあった質素倹約という精神の中に、合理思考というものがあったからでしょう。

こうして北欧家具のシンプルなデザインは機能性を生かしながら生まれ、1950年代には多くの北欧家具デザイナーが誕生したのです。

そして高い機能性については、北欧家具が長時間家の中で快適に過ごし、長く愛用できるような実用性が求められた結果生まれてきたものといえます。

長く使える耐久性

北欧家具にはどんなものでも、使う方が具体的にどのように使うことができるのかということを考えられ、イメージできるので、購入に際してもその後の使用に際しても無駄なく使うことができるようになっています。

長く使える耐久性ということに最も影響を与えているのは、北欧家具は北欧の天然木を使用しているからかもしれません。

厳しい寒さに鍛え抜かれた北欧の天然木は、固く、締まっています。

それを熟練した家具職人が、丁寧に、一つ一つ手作りしていっているのですから、簡単に狂いが生じたり、壊れたりすることはありません。

そしてこの耐久性によって長く使われた北欧家具は、天然木の味わいが増し、次の世代へと引き継がれていくことで愛着もわき、非常に大切に扱ってくれるようになることでさらに長く使ってもらえるようになっていくことでしょう。

日本人はもともと木の家に住んでいて、生活環境の中にも木は深くまで入り込んできていました。

また自然を大切にする国民である日本人にとっては、同じく自然環境から作られ、自然と融合した北欧家具は、日本の生活空間にすんなりとなじんでいくことができました。

また木の温かみを感じることで、人間的なぬくもりを感じることができ、家の中に北欧家具があることで家の雰囲気がどこか安心したような、ほっとした雰囲気にすることができるということも、日本人の生活環境の作り方にあっていたのでしょう。

そしてさらに、最近のブームともなっているスローライフやエコロジーということも、長く大切にものを使い続けるという北欧家具の特徴とも重なって、人気を高めていっています。

多少高額なものだったとしても、長く愛着を持って使い続けることで、最終的には金額に見合うだけ、もしくはそれ以上の価値を受け取ることができると考える日本人には、まさしく待っていたものが北欧家具だったということだったのでしょう。

振り返ってみれば、北欧家具は最近だけでなく1950年代からすでに、日本で人気が出てきていました。