北欧家具とは
北欧家具とは、デンマークやスウェーデン、ノルウェーなどの北ヨーロッパで作られた、木の質感が最大限に生かされている家具のことです。
北欧家具は、北欧という長くて厳しい冬を過ごさなくてはならない地域に住んでいるために、1年の大半を家の中で暮らさなくてはならないという環境の中、必然的に生まれてきたものでした。
家具に飽きが来ないよう、装飾などはなるべく抑えて、長時間家の中で快適に暮らせるようなシンプルなデザインにし、充実した機能を作り出すことで、長く愛用できるような実用性のある設計となっています。
そして暗く寒い冬でもなるべく居心地の良い室内すると同時に、安心して体を預けたり手を触れたりすることができるよう、天然木をふんだんに使ってぬくもりのある雰囲気を作り出しています。
このような北欧家具は、日本では人気のある家具となっているのですが、1920年代から北欧家具は作り始められています。
1920年代のヨーロッパといえば産業が活性化し、非常に活気のある時代でした。
産業や工業が大いに発展し、機械化を進めていくことが時代の最先端になっていたという頃です。
ドイツにはバウハウスと呼ばれる合理主義・機能主義的な建築学校が建設されたりして、芸術を機械産業を融合させた「機能主義」が大きな影響力を持っていました。
この頃、のちに北欧家具の中でもデザインが非常に素晴らしいことで有名になるデンマークを中心とした北欧では、産業や工業の発展という面では他のヨーロッパ諸国から遅れを取っていました。
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北欧家具の特徴
当時の西ヨーロッパで主流だった機能主義よりも、使いやすさとか生活性も兼ね備えている機能の良いものということで、機能美を追及する動きのほうが主流となっていたのです。
それにはやはり、北欧という地域の、長い冬を家の中で過ごすという特徴が営業しています。
そのためデンマークでは、産業や工業ではなく、手工芸が発展していっていたのです。
それが北欧家具の始まりとして世界中から注目を浴びるようになったのが、1925年に行われたパリ博覧会や1930年代に行われた世界博覧会です。
この時にはデンマーク国内でもちょうど北欧家具の展示会のようなものが開かれ始めていて、輸出と国際展示会のプロモーション業務が整備されてきていました。
フィン・ユールの「ダイニングチェア」やアルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」、後にアメリカCNNテレビでジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンが討論を行う際に使用して世界中の注目を集めるようになるウェグナーの「ザ・チェア」などが生まれたのも、この時代です。
その後も、北欧家具は機能性と美しさを兼ね備えているとして世界中から愛され続け、現在の日本でも愛好家の皆さんは大勢いらっしゃるようになりました。
北欧家具の特徴というと、なんといってもまず挙げられるのが、素材として天然木を使っているということです。
天然木は、温かい雰囲気を醸し出しているだけでなく、北欧家具で使われている天然木は北欧特有の寒さで固くしまったものとなっており、耐久性も非常に優れています。
ですから、シンプルなデザインと高い耐久性という北欧家具の最大の特徴となっている2つのデザインと耐久性ということは、すべて天然木のおかげといえるわけです。
そしてそれらの天然木を使って、曲げたり伸ばしたりして北欧家具は作られています。
その加工技術は世界的のも高い水準にあるといわれているのですが、これは北欧の古い歴史からたびたび登場するようになっていたバイキングが、船を作るために気を加工した技術が伝わって、木というものをよく知っていたことも影響しただろうと考えることができます。